ストレートネック
2018年07月9日
今、かなりの割合でストレートネックの患者様がいらっしゃいます。最初は頭痛とか首、肩が痛いとか、頚椎の狭窄症とかで受診されるんですが、問診をしていると病院でレントゲン撮ったらストレートネックと言われたということが多いです。
そういう私も以前、病院でストレートネックっぽいと言われたことがあります。
社会現象のようになっているスマホのやりすぎなども問題になってますね。
当院に来られている方のケースで言えば、事務の仕事されていたり、検査業務でずっと下を向いているとか、製品の組み立て作業とかの業務に就いている方に多いようです。
頭の重さは、体重の6%と言われています。その重さによる頭部にかかる衝撃をクッションのように和らげているのが首の湾曲です。
湾曲はスプリングのように衝撃を緩和してくれますが、真っ直ぐの棒の上に頭が乗っていたらどうでしょう。
歩くたびにズンズンとダイレクトに頭部へ衝撃が伝わっている状態です。
しかも、ストレートネックは体に対して真っ直ぐになってると思われがちですが、真っ直ぐになった首が少し前傾しているんです。
想像してみてください。
1mほどの長い棒の先に5〜6kgの重りをつけて、重りから一番遠い棒の先を持って、長時間斜めにして保っている状態を。
手首も腕も、肩も背中も疲れて痛みだし、非常に辛いことになりますね。
それと同じようなことが首で起こっています。
そのままにしておくと、将来 首にまつわる病気になるリスクもあると言われています。
頚椎にだけではなく、関節本来の動きを取り戻し、筋肉の緊張をリリースしてあげることが痛みや症状の改善、予防に効果的です。
※患者様個人の感想であり、効果には個人差があります。